
当院では経験豊富な矯正担当医による、無料矯正相談を行っています。少しでも気になることなどあればご相談ください。(無料相談は予約制ですので、お電話にて予約をお願いします。)
- 矯正はいつから始めればいいですか?
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子どもの矯正治療のスタート時期については様々な考え方があります。お口の中の状態、体の成長、心の成長を見極め、矯正担当医と親御さん、そしてお子さん自身と相談しながらそれぞれに合ったスタート時期を決めていきます。
性別、年齢、性格、生活スタイル、学校での過ごし方、患者様のご希望などもふまえて矯正担当医から治療計画をご提案します。疑問や不安ご希望などがあれば納得いくまでご相談ください。
- 3歳~6歳
乳歯が生えそろってから永久歯が生え始める前までの歯がすべて乳歯の時期(乳歯列期)です。歯科医院に慣れるところから始め、虫歯、咬み合わせのチェックをします。また、指しゃぶりや口呼吸、舌の癖などが歯並びや咬み合わせに影響していないかもチェックします。まだ幼く、治療が困難な場合は、簡単な装置が使えるようになるまで半年から1年ごとに経過を観察していきます。
- 7~10歳
乳歯と永久歯が混じって生えている時期(混合歯列期)です。この時期は顎の骨の成長をコントロールできるため、早期の治療(一期治療)を開始するのに適しています。
- 12歳~15歳
永久歯が生えそろう時期(永久歯列期)です。完全に成長が止まる前に、一本一本の歯に装置をつける本格的な矯正治療(二期治療)を開始するのに適しています。
- 治療の期間はどのくらいかかりますか?
- 通常、約2~3年と言われていますが、最近では新素材・材料の改良が進み、より短期間で治療ができるようになってきています。
- どれくらいの間隔で通院することになりますか?
- 月に1~2回くらいが普通ですが、2~3ヶ月に1回という所もあるようです。
- 目立たずに矯正はできないのでしょうか?
- 表側につけるプラスチック(クリアブラケット等)やセラミックのものは比較的目立たちませんが、裏側に付ける装置(舌側矯正)なら表からは全く見えません。
- 一部分だけ治療できますか?
- 出っ歯、すきっ歯、受け口、八重歯など部分矯正もできます。部分矯正なら比較的短期間(12ヶ月以内)で治ることもあります。
- 矯正を始めたら食事は普通にできますか?
- 装置をつけたりすると歯が動き始めます。この時、数日~1週間位、噛む時に痛みがでます。むし歯の痛みほど強くはないので、痛み止めを飲む方はあまりいません。しかし、食事を摂りにくいのも事実です。
- 矯正治療中に気をつけることは?
- 硬いものや粘つくもの(せんべい、ガムなど)を食べるのは極力避けましょう。矯正は歯に接着剤でつけてあるため硬いせんべいなどを食べると稀に矯正が歯から外れてしまうことがあります。
ガムなど粘りつくものは矯正に貼りつき、そこから細菌が繁殖し虫歯や歯周病などになる可能性があります。
あとは定期健診は必ず受けましょう。
- 歯ならびは遺伝しますか?
- 子供の顔が親に似るように、顎の大きさや形も似てきます。このため、親が出っ歯(上顎前突)や受け口(反対咬合)、乱ぐい(叢生)であれば子供も不正咬合になる場合が多いのです。
遺伝とは別に、指しゃぶりや頬杖、虫歯や歯が抜けたまま放置した場合など後天的に不正咬合になる場合もあります。
- 歯を抜かないと矯正治療はできないの?
- 矯正治療では、最初から抜歯する/抜歯しないを決めるのではなく、治療後の予測ゴールをどのように設定するかで決まってきます。
上下の歯列の不調和や歯と顎の不調和の様子、顎の成長が残っているかどうかなど、患者さんの状態を把握したうえで判断します。